週末、ちょっとひとり旅に行ってきました。
🍁🍁🍁行き先は秋の箱根🍁🍁🍁
心身の疲れを癒す旅。
行き先は、天山湯治郷。私のだいすきな隠れ家的温泉。
コンセプトが最高すぎます…。
ゆっくりとお風呂に浸かったあとは、川のせせらぎを聴きながらひたすら読書。
ひとり静かに読書する時間が私にとっては至福のときです。
そしてたまにうたた寝…それもまた至福。
お腹が空いたらごはん。自然薯と麦ごはん、とても贅沢に自然の恵みをいただきます。
ここで一冊読み切りました。
いかに経営理念が重要か、経営者の熱意、経営者としてあるべき姿と考え方、実践に活かせる知恵が詰まった本。折に触れて読み返したいと思います。
温泉にその土地の食材、川のせせらぎ、鳥の声。
自然に身を委ねて過ごす中で、心静かに穏やかな時間を過ごすことができました。
天山湯治郷を出たあとは、強羅にあるペンション箱根の山へ。
楽天トラベルでクチコミ5.0(クチコミ数200以上)と驚異的な評価の高さ…
内心そんなわけはないだろうと少し半信半疑でお宿に向かいます。(失礼w)
結論からいうと、クチコミ★★★★★以上のお宿でした。
到着。オーナーのわたなべさんが満面の笑みでお出迎えしてくださり、
奥様と共にご挨拶と出会いの握手、おいしいほうじ茶のウェルカムドリンク。
ペンションに足を踏み入れた瞬間、疲れが吹き飛び、こころがやさしさで満たされました。
出迎えてくださったロビー。
チェックインして早々に、このペンション自慢の露天風呂へ
大絶景と静寂の中で、とても心地よい温度と泉質の手作り露天風呂。
「うわあ〜」「ふう〜」と自然と声が出ちゃうほど、壮大な景色と温泉に
からだもこころもぽかぽかになりました。
お風呂上がりには冷たい水が用意されていて、こういうさりげないおもてなしに心がほっこりします。
でもこれは、まだはじまり。
この2日間、さりげないこころのこもったホスピタリティの数々を数え切れないほど体験することになるのでした…
お風呂に入ったあとは、ジブリの世界に迷い込んだかのような美しいラウンジでまた読書。
ジブリのBGMまで流れていて、ほんと言葉にならない居心地のよさを感じます。
「今日は仕事のことは忘れてくださいね。」
わたなべさんのやさしく、さりげない一言一言が心に沁み渡ります。
このペンション、もう44年も続いているそうです。このおしゃれな空間はわたなべさんの趣味ですか?
とお聞きすると「ときが流れてこうなりました。」と…なるほど…言葉に重みを感じます。
心に沁みるクラムチャウダー(撮り忘れ)とおいしいハンバーグ
ていねいにつくられたお食事のひとつ一つがとてもおいしくて、とてもやさしい味がしました。
そして、また読書。
『今このとき、すばらしいこのとき』本当に、まさに今この瞬間にふさわしいタイトルですが、
この瞬間瞬間を味わいながら、この本を読みました。
ティック・ナット・ハンという禅僧は、私の人生に不思議と何度も登場する人物。(もちろん本の中での出会いですが。)今生きている、この瞬間に意識を向ける、そして味わう。
そういう生き方を憧れでおわらせるのではなくて、できることから少しずつ、自分の生き方を整えることを大切にしたいと、改めて気づかせていただく時間になりました。
もう1冊の『運命を拓く 中村天風』は、大谷翔平選手も読んでいる本だと紹介されて話題になった本でもあります。松下幸之助さんや稲盛和夫さんなど多くの経営者が影響を受けたといわれている中村天風さん。その教えは至極シンプルで「積極一貫に生きること。」とはいえ、数多くの苦難が起こる中で、それでも積極一貫に生きるというのは言うは易し行うは難しです。それでも尚、積極一貫に生きることの重要性が書かれていて、読んでいるととてもエネルギーが湧いてくる本です。
きっと苦難の度に読み返す本なのだと思います。
夜は本当に深く心地のより眠りについて
朝6時に起きて、朝風呂に入り、ヨガをして、おいしい朝食をいただきました。
『箱根の山』をひとことで表すとしたら《幸福なホテル》です。
そして、お別れのとき。満面の笑みで送り出してくださるオーナーのわたなべさん。
「またお会いしましょうね。」と笑顔で握手をして
私の姿が見えなくなるまで手を振ってくださいました。
「いってらっしゃい」「またいつでも戻っておいで」と言ってくださっているような、とてもあたたかな出会いでした。
わたなべさんご家族のやさしさに包まれて、本当に元気をいただいた2日間でした。
『ひとのやさしさがひとを癒す力になる』
わたなべさんのホスピタリティからそのことを改めて学ばせていただく機会になりました。
私も及ばずながら、そのような存在になれるように。
ささやかなひとつひとつに心を込めることを大切にしていきたいと思います。
そして旅はまだ終わらず。そのまま箱根美術館へ。
なんとまあ、見事な紅葉でした。
おいしいお抹茶と栗きんとんをいただいて。ひとり贅沢に紅葉を味わいました。
そして帰路へ。
ひとを癒す、自然の力と人の力。
自然に身をゆだね、ひとのやさしさに触れて、こころとからだが芯から癒されるそんな2日間でした。
ナイチンゲールのいう『自然治癒力を高める』ことにも通づる、大切な体験でした。
心から感謝します。
「ちょっと気分転換しておいで」とやさしく送り出してくれる
姉家族や夫・子供たち・両親、本当にやさしく恵まれた家族の支えに心から感謝して
また明日からの日常をていねいに送っていきたいと思います。
YUKO